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実は身近にある?!広がりをみせるメタバースとは

「メタバース」とは、インターネット上に構築された、共有型の三次元仮想空間を総 称したものです。昨年、Facebookがメタバース関連事業に本格参入を決め、社名を「Meta」に変えると発表したことなどもあり、今後、さまざまなビジネスに使えるのではと期待も高く、メタバースは世界から大きく注目されています。そこで、メタバースとはどんなものなのか、身近にあるメタバースとは、メタバースが注目される理由などをご紹介します。

 

◆メタバースとは

 

実は、メタバースという言葉が生まれたのは、ずっと前のこと。1992年の米国で、『スノウ・クラッシュ』というSF小説の中で、仮想空間を指す言葉としてメタバースが使われました。メタバースとは、古代ギリシャ語で超越を表す「meta」と、英語で世界の意味を持つ「universe」が組み合わさった造語であり、共有型の三次元仮想空間を総称した呼び方です。メタバース内では、ユーザーは自分の分身となるアバターを操作することで、会話をしたり、買い物をしたり、冒険したりと、他者とコミュニケーションを取ったり、さまざまな体験をしたりすることができます。

 

◆身近にあるメタバース

 

今ある身近なメタバースには、ゲームやイベントなどがあります。任天堂のゲーム『あつまれ どうぶつの森』や、パソコンやスマートフォン、ゲーム機などさまざまな媒体に対応するサンドボックスビデオゲーム『Minecraft(マインクラフト)』も、メタバースのひとつと言えるでしょう。また2020年には、バトルロイヤルゲーム『FORTNITE(フォートナイト)』内で、バーチャルな音楽イベントも行われました。

今後も、旅行、コミュニティ運営、教育、広告、医療などで、メタバースを使った多くの展開が期待されています。

 

◆メタバースが注目を集める理由

 

VRやARといった技術が進歩したことが、より進化した仮想空間を構築することを可能にしました。そんな中、新型コロナウイルスの流行により、対面でのコミュニケーションが減り、WEB会議など、オンラインでのコミュニケーションが増えたという企業もあったでしょう。また、中止や縮小を余儀なくされたイベントも多くありました。こうしたことから、対面しなくてもコミュニケーションが取れるメタバースに注目が集まっています。

そしてもうひとつ、デジタル資産の所有証明書のような役割を果たし、デジタルデータに価値を持たせる「NFT」の活用が進んできていることも理由のひとつでしょう。メタバース上のデジタルアイテムをNFT化することで、不正コピーなどのトラブルを防止するとともに、アイテムや土地などの売買ができるため、メタバース内でよりリアルに近いコミュニケーションが可能になります。

 

いかがでしたか?メタバースは、さらに広がりをみせていき、私たちの生活により密着したものとなるかもしれません。仮想空間の中で、ほかの人たちとコミュニケーションが取れることを考えると、ビジネスとしてもさまざまな可能性が考えられることでしょう。まずはメタバースがどんなものかを知っておき、これからもメタバース関連の情報をキャッチしてみてはいかがでしょうか。

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今の時代にこそ考えたいウェルビーイングとは

ウェルビーイング(Well-being)は、直訳すると「幸福」という意味があり、肉体的、精神的、社会的に満たされた状態にあることを指す概念です。今の時代、新型コロナウイルスの流行や働き方改革、人材の減少などで、働き方が多様化してきていることもあり、日本だけでなく世界の企業から「ウェルビーイング」が重要視されてきています。そこで、ウェルビーイングとは?今注目される理由、企業にとってどんなメリットがあるのかをご紹介します。

 

◆ウェルビーイングとは?

 

ウェルビーイングとは、直訳すると「幸福」という意味があります。ここでいう幸福とは、瞬間的なものではなく継続的なものである、ということが重要です。ウェルビーイングが初めて言及されたのは、1946年のこと。61か国の代表によりニューヨークで署名された「世界保健機関(WHO)憲章」で提唱されました。その前文では「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。」と定義されています。

 

◆今ウェルビーイングが注目される理由

 

なぜ、今の時代にウェルビーイングが注目を集めているのでしょうか。いくつかの理由がありますが、その中から3つの理由をご紹介します。

1)新型コロナウイルスの流行

誰もが予想すらできなかった、新型コロナウイルスの流行。これにより、テレワークという働き方が浸透し、業務効率が上がったという例も多くみられました。しかしその反面、コミュニケーション不足が起こり、強いストレスや精神的なダメージを受けるなど、心因的な問題が浮き彫りになりました。新型コロナウイルスが、ウェルビーイングの必要性を見直すきっかけともなっています。

 

2)働き方改革の推進

働き方改革が推進されていることもあり、徐々にですが働き方も柔軟かつ多様化してきています。終身雇用制が当たり前ではなくなりつつあり、よりやりがいを感じることのできる職場が求められるようになってきています。そのため、社員が気持ちよく働ける環境作りは、企業にとって欠かすことができないでしょう。

 

3)SDGs(エスディージーズ)への組み込み

近年よく聞かれるようになったSDGsという言葉。これは、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までにより良い世界を目指す、持続可能な開発目標のことです。SDGsには、全部で17のゴールがありますが、その中に「すべての人に健康と福祉を」という項目もあり、ウェルビーイングへの注目が高まっていることが分かります。

 

◆ウェルビーイングがもたらす企業にとってのメリット

 

個々が継続的な幸福を感じることができる、ということが重要なウェルビーイングですが、メリットがあるのは社員だけではありません。例えば、ウェルビーイングにより、心も体も健康であれば、仕事へのモチベーションが向上し、社内に活気が出ることでしょう。また、仕事にやりがいがあれば、自然と効率もあがるでしょう。また、社員が気持ちよく働くことができれば、離職率の低下にもつながることが考えられます。このように、ウェルビーイングを実践することは、企業側にも大きなメリットがあると考えられます。

 

◆企業ができるウェルビーイングへの取り組み

 

企業がウェルビーイングへの取り組みを考えた場合、できることはいろいろあるでしょう。例えば、良質な睡眠・食事をとるための支援、健康やメンタルに関する面談と健康対策の実践、禁煙の促進、運動不足解消への取り組み、働く時間や場所の選択制を取り入れる、など、さまざまなことが考えられます。

 

いかがでしたか?70年以上も前に提唱されたウェルビーイングですが、今の時代にあった考え方であり、ウェルビーイングの実現のために取り組んでいる企業も増えてきています。個人が肉体的にも精神的にも充実し、本当に幸せだと感じることは、最終的には、仕事の効率アップ、企業への貢献へとつながることでしょう。ウェルビーイングについて、どんなことができるのか考えてみるのもいいかもしれません。

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アフターコロナも見据えたハイブリッドワークとは

新型コロナウイルスの流行により、近年一気にテレワークが促進され、多くの企業に普及していきました。現在でも、テレワークをメインとしている企業もあるでしょう。しかし、テレワークではどうしても効率が悪い業務もあり、顔を合わせていないことでのデメリットがあったのも事実です。そこで、効率が良く、より柔軟な働き方として、ハイブリッドワークが注目されています。アフターコロナも見据えたハイブリッドワークとは、どのような働き方で、どんなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう。

 

◆ハイブリッドワークとはなにか?

 

ハイブリッドワークとは、テレワークとオフィスワークを組み合わせた柔軟な働き方のことです。ハイブリッドワークの場合、テレワークだけ、オフィスワークだけと限定したり、明確に分けたりしません。例えば、その日の仕事内容によって出社するか在宅で仕事をするか選ぶ、月曜日と金曜日はオフィスで仕事をして火曜~木曜日は自宅で仕事をする、テレワーク希望者だけにテレワークを導入する、といったことがあります。

 

◆なぜハイブリッドワークが広まっているのか

 

ハイブリッドワークが広がっている要因のひとつが、新型コロナウイルスの流行が長期化していることにあるでしょう。新型コロナウイルスが流行しだした当初、通勤の電車などで密集した状態を作らない、オフィスでほかの人と対面しない、といったことから、テレワークが大きく広まりました。しかし、テレワークには、対面して行う必要がある仕事の効率が落ちる、コミュニケーション不足になる、勤怠管理や人事評価が難しい、といったデメリットもあります。そこで、テレワークのメリットを生かし、デメリットを補うため、テレワークとオフィスワークと組み合わせたハイブリッドワークが注目され、浸透してきているのです。

 

◆ハイブリッドワークのメリットとデメリット

 

ハイブリッドワークのメリットとして、出社してやったほうが効率がいい仕事はオフィスワークで、ひとりでじっくり取り組んだ方がいい仕事はテレワークで行うことで、効率が良くなりより生産性が上がるということがあります。また、オフィスに出社する従業員が減るということは、大きなオフィスを維持する必要もなくなり、経費の節約にもつながるでしょう。働く側にとっても、毎日出社する必要がないため、通勤時間が不要になり、その分、プライベートの時間を確保することができます。

このように、ハイブリッドワークには多くのメリットがあるのですが、デメリットもないわけではありません。テレワークは勤怠管理が難しいとされていますが、ハイブリッドワークの場合は、テレワークに加え、オフィスワークも発生するため、より勤怠管理が複雑になる可能性があります。また、オフィスだけでなく、自宅でも仕事をすることから、パソコンや業務に必要な書類を持ち歩くこともあるため、情報漏洩のリスクが高まります。そのため、万が一パソコンや書類を紛失したときの対処法なども、事前に考えておく必要があります。

 

いかがでしたか?コロナは、テレワークを普及させたうえで、さらにハイブリッドワークという柔軟な働き方を生み出しました。そして、ハイブリッドワークには生産性の向上やコスト削減といったメリットがあることから、これからのアフターコロナの時代であっても、各企業が採用していく可能性が高いことでしょう。自社がもしハイブリッドワークを取り入れたら、どんなメリット、デメリットがあるのか、一度考えてみるのもいいかもしれません。