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お知らせ

コロナ禍にあって伸びた業界

新型コロナウイルスの影響を受け、外出を控える、三密を避ける、外出時はマスクを着用するなど、生活の様式が大きく変わりました。

コロナ禍で人々の動き方が変わったことが原因で、外食産業や観光業、アパレル業界、エンタメ業界など多くの業界が打撃を受けています。

しかしその反面、巣ごもり需要を受けるなどして、コロナ禍でも業績が伸びている業界や企業もあります。

実際にどのような業界や企業、サービスが伸びているのか、見ていきましょう。

 

◆ゲーム業界

 

巣ごもり需要で伸びた業界の一つがゲーム業界。昨年3月に行われた総務省の家計調査では、ゲーム機が前年同月より165.8%増、ゲームソフトが157%増となっています。その中でも、特に目立って伸びたのが任天堂。ゲームソフト「あつまれどうぶつの森」の売り上げが特に好調で、最終的利益は、前々年度同期の3.4倍の2131億円と大幅に増加しました。

 

◆スーパーや食品関連

 

外食が減った影響もあり、伸びている企業が多いのがスーパー業界。スーパーを運営するライフコーポレーションや業務スーパーを運営する神戸物産などがそれぞれ業績を上方修正しています。また、家で手軽の食べられるカップ麺を扱う日清食品ホールディングスや、レトルト食品を扱う江崎グリコなどの食品会社も、売り上げが好調です。

 

◆家具や雑貨関連

 

巣ごもり需要として家具やインテリアを買う人が増えたことで、無印良品やIKEAなどの店舗も比較的好調です。特に目立って伸びたと言われているがニトリ。緊急事態宣言が出た際は、店舗の休業や営業時間短縮の実施を行ったのにも関わらず、コロナ禍においても、好調を維持しています。テレワークの増加で、仕事をする環境を整える人が増えたことや、オンラインショップがあることも強みとなったようです。

 

◆楽器業界

 

コンサートや部活などが中止になったことで管楽器の売り上げが落ち、ヤマハの2020年4~9月期の連結決算が前年比66%減の70億円となるなど、楽器業界は全体としては低迷しているようです。しかし、山野楽器が全国の40店舗で今年6~8月の売り上げで、前年同期と比べて伸びた楽器を「売れた商品ランキングTOP10」として発表。3位は防音室で伸び率は198%。2位はアコースティックギターで伸び率208%。1位はウクレレの伸び率210%となりました。新しいことを始めようという人が増え、シニア層から若い女性まで幅広い年代から人気となったようです。

 

◆アプリケーション

 

コロナ禍によりニュースアプリやヘルスケアに関するアプリなど、さまざまなアプリケーションに関心が集まっています。その中でも、2016年9月に提供が開始したアプリケーション「ポケットマルシェ」は全国の農家や漁師と直接やりとりをし、旬の食べ物を買うことができます。新型コロナウイルスの感染拡大後、ユーザー数が約4.6倍に増加、ピーク時の注文数は約20倍となりました。JR東日本と連携しオフラインとオンラインを融合した「次世代マルシェ」を定期的に開催。生産現場のライブ中継を取り入れ、新幹線を使って荷物を輸送するといったことも行っています。

 

◆オンラインフィットネス

 

フィットネス業界が落ち込む中、フィットネス事業を展開するアメリカの「ペロトンインタラクティブ」は昨年株価が4倍以上に跳ね上がり注目されました。ペロトンのシステムは、約2000ドルのバイクを購入し、毎月39ドルを支払うことで、バイクやヨガなど数千ものエクササイズコンテンツにアクセスできるもの。家にいながらモチベーション維持や連帯感を生みだす演出が顧客にうけたようです。

 

いかがでしたか?実際には伸びている業界であっても、すべての企業が伸びているわけではなく、企業や業種によっては売り上げが落ち込んでいるということもあります。ウィズコロナそしてアフターコロナの時代に、どんな需要があるのかを考えてみてはいかがでしょうか。