YouTubeやTwitterやInstagramなどのSNSを閲覧する人は特に、動画広告を見ない日はないほどでしょう。今やまさに、動画の時代ともいえます。
だからこそ、動画マーケティングに取り組む企業も多くあります。
動画マーケティングには多くのメリットもありますが、ただやみくもに動画を配信すればいいわけではありません。
そこで、動画マーケティングにはどんな種類があるのか、どういった媒体で展開できるのかをご紹介します。
◆動画マーケティングとは
従来のテキストと静止画での広告ではなく、音と映像を組み合わせた動画を活用したマーケティングのことです。動画広告を配信する媒体は、YouTubeやTwitterやInstagramなどのSNS、自社のサイトやメールマガジンなどがあります。
目的はさまざまですが、商品やサービスなどを知ってもらうための動画や、企業のブランディングを伝える動画が多くあります。それ以外にも人材の採用、会社案内、製品のマニュアル、ゲームのプロモーションなど、さまざまな情報が動画マーケティングの目的となっています。
◆なぜ今動画マーケティングなのか
動画マーケティングが広まっているのにはいくつかの理由があります。インターネットの環境が整備され、通信速度が速くなったことで、ストレスなく動画を見る環境が整っています。スマートフォンを持つ人が格段に増えたことで、いつでもどこでも動画を見ることができるようになったことも大きな要因です。またYouTubeが多くの人に認知されることにより、動画を見るということが一般に浸透してきていることも、動画マーケティングが広がる一因となっているでしょう。
◆動画マーケティングのメリット
マーケティングを動画で行うことにはいくつかのメリットがあります。
●多くの情報をわかりやすく伝えられる
動画の場合、言葉と映像の両方を使うことができます。一度に多くの情報を伝えることができ、臨場感などがダイレクトにつたわり印象に残りやすくなります。その結果、購買意欲がわいてコンバージョン率が上がりやすいというメリットもあります。
●ターゲットを絞って効果的に配信できる
さまざまなSNSがあり、ターゲットが良く使う媒体に広告を流すことで効果が高くなります。SNSなどに動画広告を出す場合、ターゲットを決めて配信ができるため、情報が届いてほしい人にダイレクトにアプローチができます。測定ツールなどを使って解析することができるため、動画の効果が目に見えて、その後の改善にも活用ができます。
●より拡散する可能性がある
TwitterやInstagramなどに流した動画は、見ている人が気に入った場合、そのまま拡散してもらえる可能性があります。つまり、興味をもってもらえる動画を作ることで、より多くの人に広まりやすくなります。
◆動画マーケティングのデメリット
多くのメリットがある動画マーケティングですが、もちろんデメリットもあります。
●動画を作る知識と経験が必要で、自社でそれだけの人材が確保できないときは、外注するコストや時間がかかってしまいます。また動画は完成後に修正することが難しいため、十分な注意が必要です。
●見る側の通信環境によっては、動画が見づらかったり、見てもらえなかったりすることもあります。
●動画が強制的に再生されたり、動画自体の印象が悪かったりすると、逆に悪いイメージを持たれてしまうこともあります。
◆動画広告の種類
動画広告には大きく分けて4つの種類があります。
●TrueView広告
YouTubeなどの動画コンテンツの前後や途中で表示される広告です。広告の途中でスキップできるものもあります。
●インフィード広告
アプリケーションやSNSの投稿の合間に表示される広告です。コンテンツの続きのように見えるため、見てもらいやすいという特徴があります。
●インリード広告
Webページの途中にあり、スクロールして動画が画面に表示されると再生される広告です。記事に関連する内容のものが見てもらえる可能性が高くなります。
●インバナー広告
バナー広告枠の中に流れる広告で、インディスプレイ広告といわれることもあります。基本的に音声はオフになっています。
◆効果のある動画とは
動画マーケティングは、ターゲットを絞って配信できることもあり、どれだけターゲットにあった動画づくりができるかが重要です。また、YouTubeのように動画がスキップできるものもあり、興味がない場合は動画を見るのをやめてしまうため、動画の最初の部分でどれだけ興味をもってもらえるかが勝負です。
いかがでしたか?ターゲットに視覚的にわかりやすく、効果的に情報を届けることができるのが、動画マーケティングのいいところです。動画マーケティングはただ流行っているのではなく、今の時代にあっているマーケティング方法といえます。この機会に、動画マーケティングがどう活用できるか、考えてみてはいかがでしょうか。