新型コロナウイルスの影響で、外出の自粛や、「密閉空間に人が密集して密接に交わる」という三密な状態にならないよう注意喚起が行われてきました。
そのため、出勤せずに仕事ができるテレワークを推進した企業もあるでしょう。それだけではなく、従来ではリアルで行われることが当たり前だった、入社式や研修、記者発表会などさまざまなことがオンラインで開催されました。
そこで、実際にどのようなことがオンラインで行われたのかをご紹介します。
◆オンラインで行われたこと(企業編)
従来から会議などにオンラインを利用していた企業もあるでしょう。しかし、今回の新型コロナウイルスの影響を受け、入社式を中止や延期にする企業もある中、GMOインターネットグループやハウスコム、サマンサタバサジャパンリミテッドなどの企業は、オンラインで入社式を行いました。これらは、ビデオ会議システムを利用するなどインターネット配信型で行われ、新入社員は自宅などからスマートフォンやパソコンから参加します。ほかにも、インターネットで株主総会に出席するバーチャル株主総会を行う企業もあります。
◆オンラインで行われたこと(学校編)
神戸市の流通科学大学やクリエイティブ系の専門学校バンタンなどがオンライン入学式を開催。昭和女子大学では、入学式は中止したものの理事長や学長から新入生へのメッセージが動画で配信されました。また佐賀大や西九州大のように、オンライン授業を行った学校もあります。
◆オンラインで行われたこと(医療編)
離島やへき地などに住んでいて、病院に通うのが困難な人などがいるため、ある程度の制限はあるものの従来からオンライン診療は行われていました。今回、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、オンライン診療が利用されることが増え、特例措置として初回の診療から認められるようになりました。ほかにも、期間限定で、オムロンヘルスケアが専用のスマートフォンアプリを使用した、オンラインでの血圧モニタリングや、医療相談サービスを無料で行うなど、医療においてもオンラインが活用されています。
また、これら以外にも、オンラインで行われたものとして、葬儀への参列や記者会見などがあります。
いかがでしたか?オンラインで行うことは、セキュリティの問題や気持ちの問題もあり、すべてがいいことばかりではないかもしれません。しかし、オンラインでできるということを知っておき、いざというときはオンラインで対処するということも必要でしょう。何かあったときも柔軟に対応できるよう、オンラインでできることを考えてみてはいかがでしょうか。