経済産業省が健康経営の普及促進に向けて企画、認定しているのが健康経営優良法人認定制度。大規模法人部門と小中規模法人部門でそれぞれ認定され、大規模法人部門の健康経営度調査結果の上位500法人は「ホワイト500」と呼ばれます。
健康経営優良法人そしてホワイト500に認定されることで、資金調達や株価、従業員の採用や社内の活性化といったメリットがあると言われています。
そこで、健康経営優良法人、ホワイト500とは?選ばれる基準やメリットなどをご紹介します。
◆健康経営優良法人、ホワイト500とは
経済産業省が健康経営の普及促進のため、健康経営優良法人認定制度を企画設計、2017年から認定が始まりました。「大規模法人部門」と「中小規模法人部門」があり、選定基準をクリアすると健康経営優良法人として認定されます。当初、大規模法人部門は500法人の認定企業を目指すということからホワイト500と呼んでいました。その後500法人を超えたため、2020年より健康経営優良法人の大規模法人部門に認定された企業の内、健康経営度調査結果の上位500法人を「ホワイト500」として認定しています。
◆健康経営優良法人に認定されるためには
中小規模法人部門は、協会けんぽ等保険者が取り組む「健康宣言」事業に参加、大規模法人部門は健康経営度調査に回答するなど申請が必要です。また「経営理念」、「組織体制」、「制度・施策事項」、「評価・改善」、「法令遵守・リスクマネジメント」という5つの基準があり、健康経営優良法人認定委員会の審査の結果で、健康経営優良法人に認定されます。
◆認定されるメリット
健康経営優良法人やホワイト500に認定されると、企業名が公開されます。企業や金融機関、求職者や従業員など自社内や自社外からも「従業員の健康管理に熱心に取り組んでいる法人」として評価を受けられます。また「健康経営優良法人」ロゴマークの使用が可能となります。
◆ホワイト500に認定された企業
2020年度に健康経営優良法人として認定された企業は大規模法人部門1481法人、中小規模法人部門に4723法人です。例えば、ハウスウェルネスフーズ、オカムラ、キユーピー、JTBグループ、オムロンヘルスケアなどがホワイト500と認定されています。
いかがでしたか?健康経営優良法人として認定されることは、従業員の健康管理をしっかりと実践している企業として認知され、企業の地位や信頼性が向上し、企業経営にも大きなメリットがあります。健康経営優良法人そしてホワイト500について、そしてどのような基準があるのかをぜひ知っておいてください。