気がついたら早くも12月。大掃除のシーズンがやってきました。やろうと思っても十分にできなかったり、無理に頑張って疲れてしまったり。本来、掃除は気持ちがすっきりする行動なのに、憂鬱になってしまう場合もありますね。そこで今月は無理なく楽しく実践する大掃除のコツを紹介します。
●日程と分担を決めましょう
家族で大掃除に取り組む場合、まず必要なのは日程の確認です。12月のカレンダーを眺めて、家族全員の予定を出してもらいます。そしてみんなにとって都合のよい日にちをいくつかアップしましょう。続いて天気予報をチェック。朝から時間をかけて取り組みたい大掃除ですから、天候はなにより大事です。晴れ予報の出ている日程を「大掃除の日」に決めます。また急な雨天などに対応するため、「大掃除の日」の予備日を作っておくのもよいでしょう。
日程が決まったら、次は分担です。背の高い人は高い場所を、お母さんは台所、男性陣は力仕事、子どもは窓ふきなど、それぞれの能力に応じた仕事内容を決めておきます。
●掃除道具とご褒美を準備
正直、大掃除は面倒な家事に違いありません。そこでモチベーションをあげる作戦をプラスしましょう。各人にエプロン1枚、軍手1枚、雑巾を1枚など、事前に大掃除グッズを用意してあてがっておきます。キレイな色の軍手が一組あれば、なんとなく気分が盛り上がってくるものです。また掃除の時のBGMを音楽好きの子どもやお父さんなどに担当してもらうのもOK。気分を引き立てるアイデアはどんどん採用しましょう。
また大掃除のあとには、ちょっとしたごちそうを食べる、ケーキを買うなどのご褒美を用意しておくと、ますますやる気がアップします。
●上手に捨てて、完璧は目指さない
いよいよ大掃除当日です。それぞれが割り振られた場所で掃除に取りかかります。家族の中には徹底主義の人がいて、自分の受け持ちはぴかぴかにした上で、他の家族の掃除の仕方にけちをつける場合もあるでしょう。しかし完璧を求めすぎると、家族の一体感が弱まり、「やる気」がどんどん失せてしまいます。夕方にはみんなが不機嫌になって「もう大掃除はこりごり」というムードになっては本末転倒です。決して無理をせず、掃除以前よりキレイになれば合格という程度のおおらかさが必要です。
また掃除を成功させるには、不要なものを捨てることも重要です。年に1度の大掃除ですから、断捨離を迷っていたものは思い切って手放して、ゴミ袋に入れてしまいましょう。その上で掃いたり拭いたりすれば、家はよりキレイになっていきますよ。
以上、家族で取り組む大掃除のコツについて紹介しました。1年の汚れをすっかりとって、すがすがしい新年を迎えたいですね。