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本当においしい紅茶を入れる方法を学ぶ

紅茶は年間を通じて、誰もが口にするおなじみの飲み物です。またミルクティー、レモンティー、アイスティーなど飲み方のバリエーションもさまざま。家庭で手軽に飲むものですが、自分のため、そして家族や友人のため、ぜひひと手間かけて、おいしい紅茶を入れてみませんか? 今月はおいしい紅茶の入れ方をご紹介します。

 

●汲みたての水で、丸いポットを使う

 

紅茶には軟水が向いています。日本は軟水に恵まれた土地なので、紅茶を入れるのは普通の水道水で十分です。ポイントは空気をたっぷり含んだ、汲みたての水を使うこと。紅茶を抽出するとき、この空気が大切な役割をします。くみ置きの水や、ペットボトル入りの水などはおすすめしません。

1杯分150ミリリットルを目安に、人数分の水をやかんに入れ、火にかけます。事前に温めたポットに、1人分ティースプーン1杯(2?3グラム)の紅茶のリーフを入れて準備しましょう。

水の表面に泡がぽこぽこと湧きでて、お湯が沸騰したら、すぐに火から下ろし、ポットに注ぎます。できるだけ高い位置から湯を注ぎ、空気をたくさん含ませるのがコツです。ポットの中で湯が対流し、リーフがジャンピング(茶葉がポットの上下を移動する)したら成功です。リーフから香りが十分に出て、おいしい紅茶ができあがります。セイロンなどの細かなリーフなら2分半から3分、ダージリンなどの大きなリーフは4?5分ほど蒸らします。

湯の対流が起きやすいよう、紅茶のためのポットは底が丸いものを選びましょう。ガラス製ポットだと、リーフがジャンピングする様子を見ることができます。

 

●ミルクティーとレモンティー

 

ミルクティーに使うミルクは、コーヒークリームなどでなく、ごく普通の牛乳を使います。あらかじめ温めたティーカップに適量の牛乳を入れ、上から入れたての紅茶を注ぎましょう。ミルクの分だけ味がぼやけるので、アッサムやセイロン紅茶など味わい深いタイプのリーフを使うとおいしさがアップします。

レモンティーの場合も、あらかじめ温めたカップにレモン1片と好みで砂糖を入れ、上から熱い紅茶を注ぎます。熱の力でレモンの香りがギュッと引き立ち、おいしいレモンティーができあがります。

 

●簡単においしいアイスティーを作る

 

一般的なアイスティーの作り方は、普通より濃いめに入れた紅茶をたっぷりの氷に一気に落とし、急速に冷やして作るという方法です。すぐにアイスティーを飲みたい時にはおすすめです。

もう少し、時間をかけることができれば、水出しのアイスティーもおいしいものです。常温の水500ccに対して、茶葉4グラム程度を用意します。紅茶はダージリンティーなど大きなリーフのほうが苦みが出ないのでお勧めです。麦茶用ポットなどの容器に常温の水とリーフを入れ、そのまま4?5時間放置します。その後、リーフを取り除き、冷蔵庫に冷やしてできあがり。香りのよい上品なアイスティーが楽しめます。

 

以上、おいしい紅茶の入れ方をご紹介しました。時間と手間を少しだけプラスして、薫り高い紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。ほっと心の安まる時間が生まれるかもしれません。