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コロナ禍も影響⁉サブスクリプション事情

サブスクリプションとは、商品やサービスに対してお金を支払って購入するのではなく、継続的に代金を支払って利用する方式です。もともと2010年ごろからアメリカを中心に徐々に浸透してきましたが、日本でもすでに定着してきており、動画配信や音楽配信など定番のサービス以外に新しいサービスも次々と生まれています。またコロナ禍において、今の時代にマッチしたサービスも生まれています。そこで、サブスクリプションとはなにか、どんなサブスクリプションがあるのかご紹介します。

 

◆サブスクリプションとは

 

サブスクリプションとは、ビジネスモデルのひとつであり、商品やサービスごとに料金を払って買い取るのではなく、一定額を払うことで商品やサービスが利用できる方式です。契約期間中は、商品やサービスの利用ができますが、契約が終了した時点で基本的には使えなくなります。サブスクリプションは、2010年に始まった、スキンケアや香水などが毎月届く「BIRCHBOX」の人気が高まったこともあり、アメリカを中心に広まりました。日本では2018年にトヨタ自動車が、好きな車を選んで乗ることができるサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」を開始したこともあり、認知度が上がり、2019年には「2019ユーキャン新語・流行語大賞」に、サブスクリプションを略した「サブスク」という言葉がノミネートされました。

 

◆サブスクリプションのサービスの一例

 

サブスクリプションのサービスは多岐にわたりますが、身近にあるサブスクリプションサービスには以下のようなものがあります。

 

●動画配信

「Netflix(ネットフリックス)」、「dTV」、「FOD」など

●音楽配信

「Spotify(スポティファイ)」や「Apple Music」、「LINE MUSIC」など

●マンガ、雑誌関係

「コミックシーモア」や「Kindle Unlimited」、「コミックDAYS」など

●食品関係

「oisix(オイシックス)」や「らでぃっしゅぼーや」、「ココノミ」など。

●アパレル関係

「airCloset(エアークローゼット)」や「MECHAKARI(メチャカリ)」、「KIDSROBE(キッズローブ)」など

 

これ以外にも、ゲーム、ソフトウエア、家電、お酒、おもちゃ、英会話レッスン、コーヒー、お酒、歯科矯正、ホテルなどさまざまなサブスクリプションがあります。

 

◆コロナ禍で生まれたサブスクリプション

 

コロナ禍で対面することが難しくなったことや、テレワークが推進されたことにより、新しく生まれたり、注目が高まっているサブスクリプションもあります。たとえば、オンラインで結婚相談所の婚活サービスが受けられる婚活のサブスクリプションや、外食を控える人が増えたことなどから、料理やドリンクを提供するキッチンカーのサブスクリプションも増えています。ほかにも、コロナ禍で影響を受けている百貨店も進出しており、たとえば大丸百貨店が新規事業として、国内外の50ブランドから毎月3着まで選べる「AnotherADdress(アナザーアドレス)」のサブスクリプションを開始しています。

 

いかがでしたか?サブスクリプションサービスは、ここ数年で定着し、さまざまなサービスも生まれています。これは消費者が「物を所有する」ことよりも、「物を使った経験」に重点を置くようになったあらわれでもあるでしょう。自社の商品やサービスなど、どんなことがサブスクリプションサービスとして提供できるのか、考えてみるのもいいかもしれません。