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働き方改革で加速する?サバティカル休暇とは

働き方改革が施行され、有給休暇に関する改革も行われたことで、“休む”ということについて改めて考えた、という方もいるでしょう。

長期休みを取ってリセットしたい、今までできなかったスキルアップをしたい、そんな想いをかなえるのが、サバティカル休暇です。

サバティカル休暇とはどんな休暇なのか、どのような目的で取得できるのか、メリット・デメリットをご紹介します。

 

◆サバティカル休暇が生まれた背景

1990年代のヨーロッパでは、ライフワーバランスの概念が重要視されるようになると同時に、優秀な人材が流出するという事態に。

こうした背景を受け、人材の流出に歯止めをかけるためにサバティカル休暇が生まれました。

現在フランスやドイツ、スウェーデンなどヨーロッパを中心に浸透していますが、日本でも大手企業などが少しずつ導入を始めています。

 

◆サバティカル休暇とは?

一定の条件を満たした長期就業者に対して与えられる長期休暇のことです。最低1ヶ月以上、長い場合は1年にわたる休暇の取得が可能です。

使途目的に制限がないため、バカンスやスキルアップ、キャリアアップ、介護や自身の病気治療など幅広い理由で取得することができます。

有給休暇と違い、基本的に休暇中は無給となる場合が多いのですが、有給休暇を積み立てておいて補てんする場合もあります。

 

◆サバティカル休暇のメリット・デメリット

サバティカル休暇を取ることは、じっくりと休息が取れる、スキルアップできる、家庭の事情で長期休暇が必要になっても離職せずにすむ、など従業員にとって大きなメリットがあります。

 

しかし、メリットがあるのは従業員だけではありません。

従業員が休息を取ることで、仕事へのモチベーションが上がる、スキルアップしたことで専門性が向上する、介護等を理由とした離職を防ぐなど企業側にもメリットがあります。

 

デメリットとしては、業界によっては変化のスピードが速く、長期休暇から戻ってきたときにスムーズに業務に戻りにくいことが考えられます。

また、日本では休暇を取ることに抵抗がある人も多く、実際にサバティカル休暇を導入しても、利用する従業員がいないこともあり得ます。

 

いかがでしたか?サバティカル休暇は、従業員だけでなく企業にとってもメリットがあると考えられます。日本でも、今後少しずつ導入する企業が出てくる可能性があるでしょう。この機会にぜひ、サバティカル休暇について考えてみてはいかがでしょうか。