もともと広告といえば、テレビや新聞、雑誌など、マスメディア広告がメインで、新規顧客に向けて認知を得ることが大きな目的でした。
しかし、昨今は人口の減少により新規顧客獲得が難しいことや、インターネットやSNSの普及により、マスメディアに頼らない広告が増えています。
こうした中で、今注目されているものが、口コミマーケティングともいわれている「インフルエンサーマーケティング」と「アンバサダーマーケティング」です。
今回は、インフルエンサーマーケティングとアンバサダーマーケティングとは?
その違いや注意点についてご紹介します。
◆インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーとは、購買に関して大きな影響力を持っている人のことであり、TwitterやInstagramなどのSNS で多数のフォロワーがいる人、ユーチューバー、タレントなどが該当します。
インフルエンサーは、三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2017」に選ばれるほど、現在では一般的に使われるようになっている言葉です。
インフルエンサーマーケティングは、企業がインフルエンサーと契約を結び、商品やサービスをSNSやYouTubeで、不特定多数の人に広く拡散してもらう手法です。
◆アンバサダーマーケティングとは?
アンバサダーという言葉は、ネスカフェ アンバサダーのCMで一躍有名になりました。
もともと大使の意味ですが、ここでは「その企業や商品のファンであり、それを応援したい顧客」を表しています。
アンバサダーマーケティングでは、企業がファンであるアンバサダーとコミュニケーションをとりつつ、アンバサダー自身が口コミすることで、商品のファンを増やすことを目的としています。
アンバサダーは、タレントなどの有名人の場合もありますが、多くは一般の顧客であることが多いです。
◆注意したいこと
インフルエンサーマーケティングの場合特に、ステマ(ステルスマーケティング)と混合されないよう、広告だという表示をすることが必須です。
また、オモチャなら子どもに人気があるユーチューバー、化粧品なら美容家ブロガーなど、広告したい商品とインフルエンサーとが関連性を持っていることも大事です。
アンバサダーマーケティングの場合、アンバサダーは商品や企業のファンであることが重要です。また、周りに対する影響力の高い・低いは人によってさまざまで、いきなり大きな効果が見込めないこともあります。
いかがでしたか?時代の流れとともに、広告の方法が大きく変わってきています。マスメディアの広告と口コミマーケティング、どちらが良い、悪いではなく、どの方法が一番適しているのか考え、選ぶことが大事です。ぜひ参考にしてみてください。