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紙ヒコーキ」を飛ばしてみよう

真夏の太陽が辛くて、外出を躊躇する季節が終わりました。少し涼しい休日なら、近くの公園へ出かけるのも楽しいものです。

犬の散歩、ジョギングなど時間の過ごし方は様々ですが、こんなとき、昔懐かしい紙ヒコーキを飛ばしてみるのはいかがでしょうか。子どもの頃を思い出して、少しゆったりした気分になれるかもしれません。

 

●紙ヒコーキはなぜ飛ぶのか?

 

見よう見まねで紙ヒコーキを作り、無意識に飛ばしてきた子ども時代。あの軽く、壊れやすい紙ヒコーキがどうやって空をゆうゆうと渡っていくのか、実は知らない人が多いのではないでしょうか。

紙ヒコーキの原理は空気の圧力に関係があります。

ヒコーキの翼の上の空気は、翼の下の空気より速く流れ、周囲に比べて圧力が低くなります。すると紙ヒコーキの下側にある空気のほうが、相対的に圧力が高くなり、結果、下から上に向かって揚力が働くのです。

 

●よい重心で長く飛ばそう

 

紙ヒコーキをスーッとうまく滑空させるには、折り方を工夫します。

まず機首の方に紙の折重ねが多めにくるようにして、全体の重心を少し前よりに設定しましょう。

ただし、このままでは機首が落ちて、すぐに墜落してしまいます。翼のうしろ側を数ミリひねりあげて昇降舵をつけてやりましょう。ジャンボジェット機の翼のうしろ側にある昇降舵をイメージして、親指でキュッと上向きに折りあげます。この時、ひねりあげすぎると、機体はいったん上昇したあと、すぐに落下してしまいます。適度なバランスが取れるように調整してみてください。

た翼によじれが残っていたり、左右差があると、紙ヒコーキは曲がって飛んでしまいます。机の端などを使い、翼が平らになるよう、丁寧に折っていきます。

 

●上手な飛ばし方を身につけよう

 

紙ヒコーキは、先端から3分の1くらいの場所をそっと掴みます。右利きの人なら左足を前に大きく一歩踏み出し、右手は肩のうしろあたりで振りかぶって準備します。

そのまま強く紙ヒコーキを投げますが、右腕が伸びきる直前に指を開き、機体を空へと送りだしてやりましょう。

もし紙ヒコーキをできるだけ長時間飛ばしたいと思ったら、投げ方を少々工夫します。ヒコーキを手に持ったら、前方ではなく、自分の真上に向かって思い切りよく放り投げるのです。立ったままの姿勢より、しゃがみこんで振りかぶり、体全体をパネのように使って投げれば、より高度が出ます。もっとも高みまで達したヒコーキは機首を地面と並行に戻して、ゆっくりと滑空していきます。

 

以上、紙ヒコーキの上手な作り方、飛ばし方をご紹介しました。童心に戻って、あるいは子どもたちと一緒になって、ひととき遊んでみてはいかがでしょうか。