ブログタイトル

お知らせ

DXに取り組むために知っておきたい5つのこと

DXを推進することにより、業務効率が上がる、コスト削減につながる、顧客満足度が上がるといった、さまざまなメリットが考えられます。多くの企業において、DXの推進は、欠かせないものとなっているのです。

しかし、DX化の必要性は感じていても、何から始めればいいのかわからない、具体的に何をするべきかわからないといった理由で、導入が進んでいない企業もあるようです。

そこで、DX化を進める上でまず押さえておきたい、5つのことをご紹介します。

 

◇DXについて理解を深める

 

DX化は、「業務のデジタル化」と認識されることもありますが、実際には少し違います。なぜなら、DX化は、IT技術を使って企業を変革し、競争相手との優位性を生み出す、という大きな目的があるからです。

DX化することは、IT技術を取り入れた先に、新たなビジネスモデルを生み出したり、社風が斬新したりといった、企業の大きな変化につながります。だからこそ、企業にとってDX化はとても重要なものと言えるのです。

 

経済産業省が発信している「デジタルガバナンス・コード2.0(旧 DX推進ガイドライン)」などを参考にして、まずはDXに関する理解を深めましょう。

 

◇社内の体制を整える

 

DX化を進める際、まとめる人、ツールを導入する人などを選出して、社内体制を整えましょう。DXの推進を先導する人材としては、デジタル技術の知識があることと、業務内容を熟知していることの、両方があるとよいでしょう。

ただし、DX化が進まない理由のひとつに、人材不足があります。自社に適した人がいない場合、雇用するもしくは外注などに委託する、ということも視野に入れる必要もあるかもしれません。

 

◇自社の課題と目標を明確にする

 

DXの推進を考えたら、ぜひ取り組みたいのが「自社の課題を洗い出す」ことです。

まずは、どのような課題があるのかを、書き出して可視化しましょう。そして、出てきた課題の中から優先順位を決めます。

 

課題が明確になれば、次に目標を決めます。

たとえば、このような感じです。

 

・課題:日報を提出しているが、手書きの人もいれば、エクセルで作成して使っている人もいる。統一されていないことで、日報が活用されておらず、引き継ぎもしにくい。

・目標:社員全員が統一した規格で日報入力を行い、それを共有する。業務の進捗状況や発生したミスなどが一目瞭然となることで、業務効率を上げる。

 

課題と目標を考え、まずは書き出してみましょう。

 

◇DX関連のツールを活用する

 

DXの推進には、一からシステムを構築するよりも、業務ごとに適したツールを使うことが近道です。たとえば、「顧客管理」とひとことで言っても、企業ごとに、やりたいことや、必要な内容はそれぞれ違うでしょう。顧客管理に関して、どんな課題があり、何ができればいいのかが明確になっていれば、ツールを選びやすいでしょう。

 

◇社内全体でスキルアップする

 

DX化を進めると、これまでの業務がデジタル化される場面が多く出てきます。実際に業務を行うのは、社員であることから、社内全体でITに関するスキルアップが必要となります。「ITは苦手」という意識がある社員がいるかもしれませんが、講習を行い、グループごとに演習するなど、全員がある程度統一したレベルで、取り組めるように心がけてみましょう。

 

 

いかがでしたか?DXの推進は、計画的に行う必要があります。何をどのように進めていくのか、最初に検討することが大事です。また、全社員が同じ気持ちで一丸となって、DX化に取り組むことも、推進がスムーズに進むひとつです。いまいちど、社内のDX化について考えてみてはいかがでしょうか。