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どんな影響があるの?2025年問題とは

by 関越保険クリエイト - 2024年5月7日 火曜日

現在、日本には団塊の世代と呼ばれる75歳以上が約800万人いるとされています。2025年にはその全員が後期高齢者になり、まさに日本は超高齢社会に突入すると言えます。

また、高齢者が増加する一方で、少子化は止まらず、今後働く世代が増える見込みがないのが現状です。こうした背景から、現在の日本は2025年問題に直面していて、早急な対策が必要な時期がきています。

2025年問題とはなにか、企業や私たちの生活にどのような影響があるのか、どのような対策があるのか、ご紹介します。

 

◆2025年問題とは

 

2025年になると、1947~1949年の第1次ベビーブームに生まれた団塊の世代が全員75歳以上となります。人口の5人に1人が後期高齢者という超高齢社会を迎えるのです。これにより、社会保障に関する負担増や、人材不足といったさまざまな課題が生じるとされており、それらを総称して2025年問題と呼んでいます。

 

2025年問題について、具体的にどのような影響があるのかを見ていきましょう。

 

◆2025年問題が引き起こす影響

 

1.人材不足

2025年になると、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上になると言われています。反面、子どもの数は42年連続で減少しており、2023年4月1日の時点で、15歳未満の子どもの数は1435万人となっており、前年比で300万人も少ない数字となっています。

このように、高齢化が進むのと同時に少子化も進んでいることから、働く現役世代の人口がどんどん減少し、人材不足が進行しています。

特に、懸念されているのが、医療や介護の現場での、医師や看護師、介護士などの人手不足です。ほかにも物流においてはトラック運転手、IT業界においてはITの知識を持つ技術者、とさまざまな分野での人材不足が深刻になってきています。

こうした人材不足は、経済成長率の鈍化を引き起こす可能性も十分あります。

 

2.後継者不足

特に中小企業や小規模事業者の後継者不足は深刻です。現在、70歳以上の経営者が約245万人いる中で、約半分の127万人は後継者が決まっていないと言われています。もしこのまま後継者が見つからなければ、会社は廃業に追い込まれてしまうのです。企業の倒産数の増加は、雇用やGDP(国内生産量)の減少を引き起こすこととなります。

 

3.社会保障費の増加

2025年問題の中でも、人々の生活に直結するのが、社会保障費の負担増です。後期高齢者が増えれば増えるほど、医療費や介護費といった社会保障費が増加し、その負担が現役世代の肩にのしかかってきます。また、費用負担だけでなく、例えば介護現場の人材不足で病院や施設での介護が難しくなると、自宅介護が避けられなくなるかもしれません。つまり、現役世代は、金銭面だけでなく、労力面での負担増も懸念されます。

 

◆企業ができる対策

 

企業として、特に大きな問題である人材確保について、どのような対策があるのかを見てみましょう。

 

・幅広い雇用の促進

企業が多くの人材を確保するためには、雇用の幅を広げる必要があります。例えば、定年を迎えた高齢者や出産や子育てのために離職した女性の再雇用、障害者雇用、海外からの労働者の雇用などが考えられます。

 

・働く環境の整備

幅広い雇用によりさまざまな状況の人が働くことになれば、どんな状況の人にとっても働きやすい環境づくりが大事です。例えば、時短勤務やフレックスタイムの導入、テレワークの推進など、柔軟な働き方ができる体制が必要になるでしょう。

 

・離職者を減らす

採用者を増やすことだけでなく、離職する人を減らすことも、人材不足解消の大事な役割です。そのためには、ライフワークバランスを考えた働き方の提案、教育プログラムなどスキル向上の機会を設ける、報酬の見直し、福利厚生の見直しなどが考えられます。また、育児休暇や介護休暇など必要な休暇がとりやすいことも、離職を減らす要因となるでしょう。

 

 

いかがでしたか?これ以外にも、さまざまな影響が考えられ、企業にとって2025年問題は他人ごとではありません。今後より高齢化が進むことで、2030年問題、2040年問題と、問題はより深刻化していくことでしょう。まずは2025年問題をどう乗り切ればよいのか、できることから対策をとってみてはいかがでしょうか。

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再確認しておきたいWEB会議7つのマナー

by 関越保険クリエイト - 2024年4月1日 月曜日

新型コロナが流行して以来、すっかり定着したのがWEB会議でしょう。WEB会議は、移動の時間や紙の資料が不要であり、時間短縮やコスト削減にもつながるというメリットがあります。

反面、対面よりも相手の状況が把握しにくい、というデメリットもあり、WEB会議だからこそ守りたいマナーも存在します。そこで、背景や服装、飲み物など、WEB会議に参加する際に忘れてはいけない、7つのマナーについてご紹介します。

 

◆事前準備をしておく

 

WEB会議では、ZoomやMicrosoft Teamsなど、さまざまなWEB会議用のシステムを利用することがあります。会議が始まってから、ツールにつながらないとなると、ほかの参加者にも迷惑をかけてしまいます。先に接続テストをしておきましょう。特に、取引先との会議の場合は、可能であれば事前に社内のスタッフ間で接続できるかどうかのテストをしておくとより安心です。

また、基本的にWEB会議の資料はデータで送られてきます。会議が始まる前に、パソコン上に関連する資料を開き、すぐに見られるようにしておくと、会議にスムーズに参加できます。その際、会議に不要なファイルなどは閉じておきましょう。

 

◆節度のある服装で参加する

 

対面ではなくWEB上での会議といっても、当然仕事の一環です。自宅からの参加であっても、ワイシャツやブラウスを着用するなど、基本的にはラフ過ぎない服装で参加するようにしましょう。また、髪を整える、ひげをそる、メイクをするといった、身だしなみも整えておきましょう。

 

◆遅刻は厳禁

 

WEB会議であっても、遅刻は厳禁です。特に、通信環境等によっては、WEB会議ツールへの入室に時間がかかるかもしれませんので、早めに準備をしておきましょう。また、早すぎると入室できない可能性もあります。5~10分前を目安に入室するとよいでしょう。

 

◆背景への配慮を

 

自宅からの参加の場合、生活感のあるものが見えていないか確認し、見える位置にあるものは移動するなどの配慮が必要です。また、太陽の光を背にしていると、画面が真っ黒に見えてしまうこともあります。カーテンを引くなどして、画面に太陽光が当たり過ぎないように調整が必要です。

WEB会議用システムには、背景をぼかす機能やバーチャル背景などが利用できるものもありますので、こういったものも活用しましょう。

 

◆必要ないときはマイクをミュートに

 

WEB会議では、自分が話をしているとき以外は、マイクをミュートにしておくようにしましょう。自宅からの参加の場合、生活音や家族の話声、外の騒音などが聞こえてしまう可能性もあります。オフィスからの参加の場合でも、ほかの社員の話声や電話の対応などの声が聞こえてしまうこともあります。また、自身が発言する必要のある会議は、カフェなど、ほかのお客さまがいる場所からの参加は避けたほうが無難です。

 

◆飲み物は適宜節度を持って飲む

 

WEB会議であっても、会議中に飲み物を飲むことはマナー的には特に問題ありません。ただし、派手なマグカップを使用する、マイクをオンにした状態でゴクゴク飲む、アルコールを飲む、といったことがないよう注意しましょう。

 

◆ゆっくりハッキリとしゃべる

 

ウェブ上でマイクを通じて話すと、少し聞き取りにくい場合もあります。早口にならないよう注意するとともに、通常よりも意識して、ハッキリと言葉を話すようにすると、相手が聞き取りやすくなります。

 

 

いかがでしたか?会議のマナーとして必要なこともあれば、WEB会議だからこそのマナーも存在します。また、今回は基本のマナーを紹介しましたが、ほかにもマナーは存在しますし、企業や会議によって、独自のマナーもあるでしょう。改めてWEB会議に参加する際、どのようなふるまいをすれば良いのか再確認して、取引先や社内での会議が円滑に、気持ちよく進めていけるよう心がけましょう。

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気になるAIのウソホント

by 関越保険クリエイト - 2024年3月1日 金曜日

ChatGPTの注目度が高まったことが大きなきっかけとなり、生成AIが身近なものになってきました。生成AIを使って文章を作成したり、ヒントを得たりしている方もいるでしょう。また、商品やサービスへの問い合わせなど、AIがチャットで解答することが増えてきました。AIは私たちの生活に溶け込み、なくてはならない存在となっていますが、実は意外に知られていないことや、誤解されていることもあります。AIの解答はすべて正しい?未来のこともわかるの? AIは何でも知っている?ロボット型をしている?など、AIのウソホントについて解説します。

 

◇AIの解答はすべて正しい

 

「ウソ」です。これは、ご存じの方が多いかもしれません。生成AIは、それまで学習したデータの中から、解答を導いてきます。そのため、学習していない内容だったり、もともとの情報が間違っている、学習した情報が古いといった場合、AIは正しい回答を導くことができません。

 

◇AIは何でも知っている

 

「ウソ」です。情報は日々変化しています。AIは学習したことはわかっていますが、学習していないことは知りません。そのため、AIがまだ学習していない情報については基本的には解答することもできません。

 

◇AIは未来のこともわかる

「ウソ」です。AIは、過去のことを学習して解答を導くため、今現在この世に存在していないもの、未知の生物など、未来に関する情報を持っていません。ただし、天気の予報や株の予想など、これまでのデータをもとから「予想」することは可能です。

 

◇AIには感情がない

 

「ホント」です。

AIには感情がありません。また、倫理観や経験、感想なども持ち合わせていません。そのため、AIの解答は、倫理的に正しいかどうかの判断や、個人的な感情などが含まれていないものとなります。

 

◇AIで音楽が作れる

 

「ホント」です。

音楽制作用のAIなどもあり、音楽を作ることができます。そのほか、生成AIの種類によっては、絵を書いたり、プログラミングなどを行うことも可能です。

 

◇AIはロボットの形をしている

 

「ウソ」です。AI自体はロボットの形をしているわけではありません。ただし、AIを組み込んだロボットはあります。

 

◇AIはまだまだ進化している

 

「ホント」です。生成AIについては、世界中で研究が進められており、まだまだ進化を続けています。これにより、今まで生成AIでは難しかったことができるようになる可能性も十分あります。

 

◇AIは新しいアイデアを生み出してくれる

 

「ホント」です。

AIは、これまで学習したこと情報をもとにしたり、組み合わせたりして、新しいアイデアを生み出すことができます。ただし、人間のような創造性はないため、あくまで既存情報をもとに導き出されたアイデアになります。

 

 

いかがでしたか?生成AIは万能ではないことを知り、できること、できないことをわかったうえで使いこなしていくことが必要です。とはいえ、大変便利な機能に間違いはありません。できることを最大限に生かし、業務の中に取り入れていける部分は、取り入れていきたいものです。

※今回ご紹介したウソホントについては、一般的な生成AIに関することであり、また生成AIは進化の途中であることから、当てはまらない部分があることもございますのでご了承ください。